Zoom9条カフェを行いました

9条カフェ2020ー4

本日、Zoom9条カフェを初めて行いました。参加は11名。フランスのニースや福岡県大牟田市からの参加もありました(そこがリモートのいいところですね)。

はじめに全員で「コロナ緊急事態宣言の間、どう過ごしていたか」を自己紹介を兼ねて出し合い、その後、「コロナと中東諸国」「コロナ禍のフランス」「コロナと自衛隊」の3つの報告を受け、後半は、「コロナ後の社会をどうする?」のテーマでフリートークをしました。時間が30分オーバーしましたが、会場を借りているわけでもないので、延長して行いました。それもリモートのいいところですね。

今後の9条カフェをどうするかは、まだ決まっていませんが、コロナの終息はまだ先の感じですから、次回の8月の9条カフェもZoomで行い、10月くらいからリアルで再開できたたらいいなと考えています。リモートはITリテラシーの問題もあり、必ずしも参加したい方が全員集えるわけではありません。SDGs同様、Leave no one behind(誰一人取り残さない)をコンセプトにやっていきたいので、リアルでの開催を目指したいと思います。決まりましたら本ブログでお知らせいたします。

当面の9条カフェについて

29280BF1-C943-4DDB-B1F2-4FEE8667EDC4コロナウィルスの感染危機がおさまるまでは9条カフェはZoomで実施することにいたします。ただ、Zoomでの会合に不慣れなため、広くみなさまに呼びかけることはせずに、これまで参加した方で、メールアドレスを事務局にお知らせくださっている方々だけに参加のご招待をお送りしております。秋くらいから通常の9条カフェが開けることを願っています。みなさま、どうぞご健康でお過ごしください。

4月の9条カフェ延期のお知らせ

4月16日(木)に開催予定の9条カフェが参加する予定だった国立市主催の「まちのオープンキャンパス」のイベントが、コロナウィルスの関係で中止になりました。
9条カフェについて検討しましたが、4月初めの入学式が中止になる学校もあるなど、先々の見通しがつきにくいなかで、延期することにしました。コロナウィルスが早く終息することを祈ります。
次回この内容で行いたいと思いますが、いつ開催するかはこのブログでお知らせしますので、チェックをお願いします。
9条カフェ2020ー4

自衛隊の動き<2019年10月から12月>

『朝雲新聞』より

 

1体制・政策

・宮城地本、即応予備自衛官に志願予定の任期制陸自隊員の「即応予備自企業研修」を実施。宮城県内の即応予備自衛官を採用する企業5社を訪問。(10月8、23、28日)

・陸自東部方面隊、台風19号の災害派遣で医師5人、看護師7人の技能予備自衛官を防衛相の招集命令に基づき受入。(10月23日~11月4日)

・防衛研究所「中国安全保障レポート2020」発行。中央アジア5カ国に焦点を当て、中国の戦略とその特徴を明らかに。(11月8日)

・政府、シナイ半島の停戦監視「多国籍軍・監視団」(MFO)への派遣を1年延長。(11月12日)

・防衛相、日アセアン防衛担当大臣会合、拡大アセアン国防相会談に参加のためバンコク訪問。日米韓三か国防衛相会談も開催。GSOMIA賢明な対応を韓国に要請。(11月17、18日)

・韓国、GSOMIAを条件付きで当面維持する方針を表明、失効回避。(11月22日)

・防衛相、NATOに情報通信幕僚として女性2等空佐を派遣。NATO本部への派遣は3回目。情報通信幕僚としては初めてのこと。(11月25日)

・北朝鮮、弾道ミサイル2発を発射。連続発射技術の向上が狙い。(11月28日)

・日印初の外務、防衛担当閣僚協議(2+2)をニューデリーで開催。共同声明に「物品役務相互提供協定(ACSA)」の早期締結を盛り込む。戦闘機共同訓練を来年実施することで合意。(11月30日)

・国連南スーダンPKOの司令部要員の交代要員として2名が陸幕長に出国報告。一人は兵站幕僚、もう一人は航空幕僚。(12月19日)

・令和2年度予算閣議決定。防衛費は5兆3133億円で前年度当初予算比1.2%増で8年連続の増加。過去最大の規模。空自F2戦闘機の後継機である次期戦闘機の開発に着手。(12月20日)

海自護衛艦1隻とP3C哨戒機2機の中東派遣を閣議決定。シーレーンの安全確保のための情報収集の強化。防衛省設置法第4条の「調査・研究」に基づくもの。参加人員約260人。(12月27日)

 

2訓練・演習

・大分地本、予備自衛官の「5日間招集訓練」に約70人が参加。技能予備自衛官(衛生)の2人も参加。(10月11~15日)

・第29普通科連隊基幹の第39戦闘団が富士訓練センターの戦闘訓練で20年間無敗を誇る同センターの対抗部隊に勝利。(11月4~9日)

・海自掃海艇、日向灘に於いて日米豪の共同訓練を実施。海自は掃海艇13隻等17隻と掃海ヘリ1機、米海軍は掃海艇1隻と掃海ヘリ2機、豪海軍は掃海艇2隻が参加。昨年に続き2回目。(11月18~28日)

・防衛相、来日した豪国防相と会談。空自が来年豪空軍の多国間訓練に初めて参加することを声明で公表。(11月20日)

・防衛大学校卒業留学生交流会、初めて開催。これまで約400人を輩出、内アジア12カ国から約50人が参加。首相、防衛相が歓迎。(11月28、29日)

・陸自第7普通科連隊約450人、沖縄の米海兵隊約300人と国内の演習場で実動訓練。MV22オスプレイも参加。(12月1~13日)

・陸自第15即応機動連隊、共同転地演習として空自防府基地、海自鹿屋基地などを経由して与那国に展開。人員約90人、CH47輸送ヘリ1機が参加。(12月2日~9日)

・陸自、日米共同方面隊指揮所演習を実施。陸自から約5000人が参加。米陸軍、海兵隊から約1600人が参加。オーストラリア、カナダ陸軍からオブザーバーが初参加。米陸軍側指揮官は米陸軍初の女性師団長。(12月3日~16日)

・陸海空自計約550人が、在外邦人等保護措置訓練に参加。輸送機C130、護衛艦「いせ」で退避等を演練。(12月9~14日)

・海自、海賊対処任務を終えた護衛艦「さざなみ」は帰途オマーン・ドゥクム港周辺海域でオマーン海軍艦艇と親善訓練を実施。(12月21日)

 

3武器、装備

・防衛装備庁主催、防衛技術シンポジウム2019を市谷のホテルで開催。テーマは「オープンイノベーション」。民間企業や大学の研究者ら約2400人が来場。13日には防衛相が防衛施設庁長官、防衛技監らを伴い視察。(11月12、13日)

・空幕長、UAEにおける国際会議に出席し、国産輸送機C2が出展されている「ドバイエアショー2019」も視察。(11月15~19日)

・英国防衛装備展(DSEI Japan 2019)、幕張メッセにおいて国外で初開催。国内外150社が出展。防衛相、防衛装備庁長官らも視察。(11月18~20日)

・防衛基盤整備協会賞贈呈式。昭和54年度の第1回から受章総件数219件。今年は三菱重工の機雷探知機など4件。(11月25日)

・防衛省、新小銃として豊和工業製、新拳銃として独ヘッケラー&コッホ社製を発表。(12月6日)

・防衛相、令和元年度、2年度の米国からのF35A戦闘機の購入は、完成機購入ではなく、国内最終組み立て方式とする旨発表。変更理由はコスト軽減。(12月20日)

 

4対外関係

・海幕長、米国アナポリス軍港に停泊中の英海軍空母に於ける日米英海軍種のトップ会談に出席し、共同声明を発表。この種会談は2016年に次いで2回目。(10月16~20日)

・陸自西部方面総監ら訪中団、防衛交流の一環として、地政的に対峙する中国東部戦区司令官らと交流。陸・海・空軍基地を視察。(11月12~15日)

・統幕長、初来日した米統合参謀総長と会談。日米同盟強化で一致。安倍首相、防衛相も表敬訪問。(11月12、13日)  米統合参謀総長は韓国を訪れ、日米韓参謀長級テレビ会談。(11月15日)

・陸自主催「陸軍兵站交流」に米、英、仏、豪、加など25カ国が参加。(11月18~22日)

・防衛相、マナマにおける英国際戦略研究所主催の国際会議に防衛相として初めて出席し、スピーチ。フランス軍事相、バーレーン軍司令官らと会談。海賊対処任務の多国籍部隊司令部も視察。(11月23、24日)

・海幕長、18年振りに来日した露海軍総司令官と会談。日露間の防衛交流に関し意見交換。(11月25日)

・ロシア空軍の爆撃機2機が日本海、東シナ海を往復の長距離飛行。空自F15戦闘機が緊急発進したが、領空侵犯はなし。(11月27日)

・中国海軍ミサイル駆逐艦など4隻が大隅海峡を通過し太平洋に。(11月27日)

・中国艦1隻、対馬海峡を往復。(11月28日) 翌日には中国空軍の情報収集機が対馬海峡上空を往復。空自F2戦闘機が緊急発進したが領空侵犯はなし。(11月29日)

・防衛相、来日したモンゴルの国防相と会談。2国間の防衛協力推進で一致。能力構築支援事業として、今年度中に「大量傷病者受入訓練」を実施することで合意。(12月3日)

・陸幕長、来日したインド陸軍参謀長と会談。共同実動訓練の意義を確認し、継続することで合意。参謀長は陸上総隊司令部等を視察。(12月4~7日)

・統幕長、7年ぶりに来日したフィリピン軍参謀総長と会談。両国の防衛協力をさらに強化することで一致。(12月12日)

・海自、掃海母艦「ぶんご」と掃海艇「たかしま」はインド洋長期巡航訓練の帰途、ベトナム・ダナンに寄港し、ベトナム海軍の「水中不発弾処理」についての能力構築支援を実施。(12月12~15日

・防衛相、カタールで開かれた外交・安全保障に関する国際会議「ドーハ・フォーラム」に防衛相として初参加し、講演。その後ヨルダンを訪問し、国王と面談。8月に無償貸与した「61式戦車」(退役)の展示されている王立戦車博物館を視察。(12月14~15日)

・ロシア海軍のミサイル巡洋艦など3隻が対馬海峡の公海上を北上。10月7日に対馬海峡を南下したのと同じ艦艇群。(12月16日)

・中国海軍ミサイル駆逐艦等4隻太平洋から宮古島海峡を北上し東シナ海へ戻る。11月27日に大隅海峡から太平洋に進出した同一艦艇群。(12月17日)

・防衛相、中国国防相と会談。防衛相としては10年振りの訪中。尖閣周辺の中国公船の活動に強い懸念を表明しつつも、防衛交流の推進、中国国防相の2020年の訪日を目指し調整することで一致。(12月18日)

・防衛相、ジブチ、オマーンを訪問。自衛隊の中東派遣を説明。オマーンへの防衛相訪問は初めて。派遣艦艇の寄港地として検討中。(12月28、29日)

 

5広報活動

・東京地本、東京モーターショーに合わせ、会場近くで自衛隊車輛を展示。(10月26、27日)

・大分地本、日本文理大学の学園祭に自衛隊ブースを設置し軽装甲機動車等を展示。学生ら約600人が来場。静岡地本では浜松啓陽高校の学園祭に、同校出身隊員とともに自衛隊ブースを設置。(11月2日)

・空自、入間基地航空祭、自衛艦採用CMに出演の隊員が広報活動。(11月3日)

・海自、台風19号で中止となった観艦式の準備過程などを編集した「もうひとつの観艦式」をYouTubeの海自公式チャンネルで公開。再生回数は1週間で10万回を突破。(11月18日)

・自衛隊音楽まつり、今年は代々木第1体育館で、米、独、ベトナム軍楽隊がゲスト参加。2日間5公演に約45,000人が来場。(11 月3 0日、12月1日)

 

6募集

・福岡地本、防衛大学校1次試験に全国最多の約3500人が受験。全国の受験者数は1万人超。(11月9、10日)

・沖縄地本、与那国町の中学2校で陸自高等工科学校の受験要領について説明し、志願者宅を訪問。ヘリ体験搭乗も実施。(11月8~10日)

・神奈川地本、一般曹候補生合格者2人と受験予定者1人を百里基地航空祭に招待。(11月30日)

 

7災害派遣

・台風19号関連の災害派遣を修了。東日本12都県で期間中即応予備自衛官、延べ約370人、予備自衛官延べ約50人を含む約79,000人が活動。(10月12日~11月30日)

・空自新田原救援隊のCH60J救難ヘリ、滑落した男性1人の捜索、救難のため災害派遣要請を受け出動。地元消防隊と協力して救助。(12月10日)

・陸自部隊、北海道宗谷での震度5の地震に対し、ヘリ1機等により情報収集を実施。災害派遣要請はなし。(12月12日)

・ジブチに駐在する海賊対処行動支援隊が、初めて「国際緊急援助隊」としてジブチの豪雨・洪水災害派遣活動を実施。排水作業や物資輸送に従事。(11月26日~12月2日)

 

8その他

・米海兵隊富士キャンプの隊員12人が、台風19号の被災地で土砂撤去、土嚢作りなどの災害ボランティア活動を実施。(10月15日)

・陸海空自音楽隊、祝賀御列の儀で演奏。17人が平成についで2度目の参加。(11月11日)

・防衛大学校、学園祭における京大生との安全保障に関する討論に双子の兄弟が防大、京大に分かれて参加。(11月16日)

・平和・安保研主催の公開シンポ開催。テーマは「宇宙安保と日本の役割」日本は宇宙政策で劣勢と指摘、昨年のロケット打ち上げ回数、中国38回、米34回、露19回に対し日本は6回。(11月20日)

・陸自1士、高速バス内で不審者を捕捉し、警察の逮捕に協力。福島警察署長から感謝状。(11月24日)

・防衛相のツイッター、フォロワーは120万人。(12月現在)

 

2019年の自衛隊の主な動き

 

〇「インド太平洋」ネットワーク

  • 日印初の外務、防衛担当閣僚協議(2+2)をニューデリーで開催。共同声明に「物品役務相互提供協定(ACSA)」の早期締結を盛り込む。
  • 北朝鮮「瀬取り」監視に、豪、英、仏、NZ、カナダも参加。
  • 共同訓練参加のため豪空軍戦闘機初来日
  • 空自小松基地をインド空軍戦闘機パイロットら3人が訪問
  • 護衛艦「いずも」等、2018年に引き続き「インド太平洋方面派遣訓練」実施
  • 掃海母艦、掃海艇 インド洋までの長期巡航訓練
  • 2国間、多国間共同訓練活発化 日豪、日印、日加、日米印、日米比、日仏米豪、日米印比等々。
  • スリランカと「防衛協力・交流の覚書」を初めて締結。
  • アデン湾でインド海軍艦艇と海賊対処共同訓練を実施。
  • UH1H多用途ヘリ用のエンジンやブレードなどの廃物品をフィリピン空軍に無償譲渡
  • 日加次官級「2+2」開催。ACSA物品役務相互提供協定の早期発効を確認

 

〇「平和・安全」法制の具体化

・シナイ半島の停戦監視活動を行う「多国籍軍・監視団」(MFO)の司令部への陸自隊員の派遣

・米軍等に対する「武器等防護」の2018年実施件数が16件だったことを公表。2017年は2件。

・中東への海自護衛艦とP3C哨戒機の中東派遣を閣議決定により実施。名目は防衛省設置法第4条の「調査・研究」

 

〇防衛装備品(武器等)、技術協力

・イスラエル国防省と「防衛装備・技術に関する秘密情報保護の覚書」を締結。

・米政府、F35電子機器の整備拠点を日本にも設置することを発表。

・F2戦闘機搭載用空対艦誘導弾の長射程化を表明。昨年末に策定された中期防を受けての措置。

・F35A戦闘機の墜落事故

・国産輸送機C2、「ドバイエアショー2019」に出展

 

〇「宇宙・サイバー」

・空自、米軍主催の宇宙状況監視多国間訓練に参加。

・3自衛隊共通「サイバー教育共通課程」今年から高度化

・陸自にサイバー防護隊(仮称)や電子戦部隊、空自に宇宙作戦隊(仮称)の新編を来年度予算に計上。

・陸自、米陸軍と日米共同サイバー競技会「サイバーサンダー」を市谷で開催。

・日米安全保障協議委員会を開催。サイバー攻撃に安保条約第5条を適用することを初めて確認。

・エストニアにあるNATOサイバー防衛センターに防衛研究所主任研究員を初めて派遣。

・「多次元統合防衛力構築委員会」の初会合を開催。

 

〇自衛官の募集、待遇

・今年度から入隊年齢上限を26歳から32歳へ引き上げ。

・今年度から自衛官の定年引上げ。1佐から3曹まで1才ずつの引き上げ

・自衛官の初任給を引き上げるための防衛省職員給与法改正案が可決・成立。

 

〇 女性自衛官の活用

・初の女性イージス艦艦長就任

・初の女性戦闘機操縦士配属

・潜水艦の女性勤務対応のため平成31年度予算計上

・初の女性防衛駐在官が在マレーシア日本大使館に着任

・陸自板妻駐屯地、宿舎の改修。女性隊員の収容規模の2倍化。

 

〇 災害派遣

・九州北部大雨、台風15号、17号、19号に対し大規模な災害派遣出動

・豚コレラ、山林火災、行方不明者捜索の災害派遣多数。

・震度5弱以上の地震による情報収集、年間5件。

・ジブチ駐在の海賊対処行動支援隊、「国際緊急援助隊」としてジブチの豪雨・洪水災害派遣活動を実施。

 

〇南西諸島

・奄美大島と宮古島に駐屯地を開設。宮古島には空自分屯基地も

4月の9条カフェ(お知らせ)

4月16日の9条カフェは、国立市の駅舎再建・オープン記念のイベント「くにたち まちのオープンキャンパス2020」参加企画とします。この企画に参加すると「○○の教室」というタイトルに揃えないといけないので、今回は「中東の今を考える教室」にしました。
9条カフェではたびたび中東情勢についてお話ししてくださっている平井文子さん(中東研究者、国分寺市在住)が話題提供をしてくださいます。アメリカとイランは戦争になるのか? パレスチナ和平は実現するのか? シリアの今後は? 日本政府は自衛隊を中東に派遣しようとしていますが、中東の今を知って、私たちが何をすべきか考えたいと思います。お友だちを誘ってご参加ください。

9条カフェ2020ー4

 

自衛隊の動き 2019年9月〜11月 「朝雲新聞」より

2019年11月21日 9条カフェ@くにたちでの報告

定点観測 自衛隊の動き<2019年9月から11月> 『朝雲新聞』より

 

1体制・政策

・海幕長、10月の観艦式への韓国の招致見送りを発表。(9月24日)

・防衛省、ドローンの飛行禁止区域として新たに陸自立川駐屯地、空自入間基地など14施設指定した、と発表。(9月26日)

・防衛省、令和元年版防衛白書を発表。韓国側の否定的対応を指摘。韓国の紹介順位を4番目に引き下げ。(9月27日)

・防衛相、沖縄を初訪問。玉城知事と会談。辺野古への移設に理解を求める。名護市長、宜野湾市長とも会談し、キャンプシュヴァブを視察。(9月29日、30日)

・防衛省、NZ空軍哨戒機が10月中旬以降日本周辺空域で昨年9月以来2回目となる、北朝鮮の瀨取り監視活動を行うことを発表。(10月15日)

・海自護衛艦「さみだれ」、自衛隊観艦式に参加のため来日中の中国海軍駆逐艦と日本周辺海域で初めての親善訓練を実施。親善訓練は8年ぶり。(10月16日)

・政府、海自艦の中東への独自派遣について検討に着手。米有志連合構想には参加せず。目的は「情報収集体制の強化とし、防衛省設置法の「所掌事務の遂行に必要な調査・研究」都市派遣期間は今後検討。(10月18日)

・陸自、国連本部平和活動局に佐官を派遣。PKOの方針策定等を担当。任期は2年。(10月19日)

・統幕、本年度上半期空自戦闘機緊急発進実績を発表。露軍機による領空侵犯3件。対中国機が全体の71%。ここ数年出動件数は高止まり。(10月30日)

・本年度自衛隊統合実働演習開始。有事を想定し、サイバー・電磁波などを含めた「領域横断(クロス・ドメイン)作戦を初めて取り入れ。隊員約32,000人、車両1600両、艦艇8隻、航空機約160機が参加。(11月11日~21日)

 

2訓練・演習

・海自、潜水艦「ずいりゅう」ハワイ方面の米海軍の施設を利用した各種訓練のためハワイに向け出発。訓練期間は10月上旬から11月下旬まで。(9月12日)

・海自、掃海艦艇2隻が約3か月にわたるアジア太平洋、インド洋を巡る訓練を開始。乗員約180人。ベトナム、フィリピン等寄港地で同国海軍と掃海、潜水など各種訓練を計画。(9月15日)

・海自、豪海軍との共同訓練「日豪トライデント」を開始。海自からは護衛艦4隻、潜水艦、哨戒機などが参加。豪海軍からは水上艦と潜水艦が参加。対潜戦、洋上補給などをふたつのフェーズにわけて実施。(9月17~10月23日)

・空自千歳基地、日本で初の日豪共同訓練「武士道ガーディアン」参加のため豪空軍FA18戦闘機6機が到着。9月24日から10月4日まで、要撃戦闘、防空戦闘などの訓練を実施。(9月20日)

・空自、米軍主催の宇宙状況監視多国間訓練に参加。日、米、独など11カ国が参加。空幕から6人が参加。

・陸自、富士学校隊員等訓練部隊を英国に初めて派遣。英陸軍と空路潜入、警戒、監視などの機能別訓練を実施。陸自から約20人、英陸軍から約30人が参加。(9月29日~10月24日)

・海自、日米印の海上部隊による共同訓練「マラバール2019」実施。対潜戦、対空戦、洋上補給などの訓練を実施。元々は米印2国の訓練に海自が2007年から参加。(9月26日~10月4日)

・統幕・陸自・空自などが参加し、ジブチで「統合展開・行動訓練」を実施。約130人が参加C2輸送機、陸自軽装甲機動車を使った訓練に約130人が参加。(9月29日~10月6日)。

・海自掃海母艦「ぶんご」と掃海艇「たかしま」、長期巡航訓練中にバングラデシュのチッタゴンに寄港。同国海軍と戦術運動、通信訓練などを実施。(10月6,7日)

・陸自水陸機動団、約80人がフィリピンで行われた米比共同訓練に参加。人道支援・災害救援を想定した訓練。海自P3C哨戒機2機も米比共同訓練に初めて参加。(10月14,15日)洋上での捜索・救難訓練に加わる。(10月6~23日)

・空自PAC3部隊、江東区内の公園でPAC3の機動展開訓練を実施。防衛相が視察。(10月9日)

・海自、観艦式参加予定だった豪海軍駆逐艦と関東南方海域で共同訓練を実施。(10月15,16日)

・海自、関東南方海域で日加共同訓練(KAEDEX)を実施。海自から護衛艦2隻、カナダ海軍からフリゲート艦1隻が参加。戦術運動、対潜戦、水上射撃などの訓練を実施。(10月15,16日)

・陸自、インド陸軍との共同訓練をインドで実施。昨年に続き2回目。陸自、インド陸軍とも約30人が参加。(10月15日~11月5日)

・海自敷設艦「むろと」、グアムでの米海軍施設を利用した訓練のため出港。乗員約120人。ケーブル敷設訓練などを行う。帰国は12月5日。(10月17日)

・空自航空総隊が総合訓練を開始。参加は総隊など4部隊から人員約3600人、航空機約50機、航空作戦と機動展開を練演。(10月26日~11月21日)

・海自インド洋掃海派遣部隊、米軍主催多国間演習「国際海上訓練(IMX)に参加。ペルシャ湾のバーレーン周辺海域で「多国間掃海訓練」を実施。2012年に始まり今回6回目。海自は初回から参加。(10月27日から11月中)

・空自輸送機C130H1機を米国高等空輸戦術訓練センターに派遣。低高度航法、物料投下、低高度回避等を訓練。(10月31日~11月20日)

・「日米共同演習」と「日米豪加4か国共同訓練」を含めた本年度「海上自衛隊演習(実動演習)」開始。艦艇約20隻、航空機約40機が参加。米軍からは艦艇約5隻、豪軍は艦艇2隻、航空機2機、カナダ海軍から艦艇1隻が参加。(11月4~21日)

 

3武器、装備

・防衛省、イスラエル国防省と「防衛装備・技術に関する秘密情報保護の覚書」を締結。装備技術協力の一層の発展を期待。(9月10日)

・防衛施設庁、陸自東部方面隊、東京オリ・パラに向けた「テロ対策特殊装備展/危機管理産業展2019」にブースを出展。(10月2~4日)

・陸自、昨年2月の墜落事故以来飛行禁止となっていた戦闘ヘリAH64Dの飛行を順次再開すると発表。9月27日に再発防止策を発表、部隊に徹底し自治体の理解を得ていた。(10月31日)

・潜水艦「とうりゅう」が進水。「そうりゅう」型の12番艦。大容量リチウム電池搭載。ソーナーの探知性能も向上。製造は川崎重工。2021年3月就役予定。(11月6日)

 

4対外関係

・ロシア海軍哨戒艇2隻が宗谷海峡を西進し日本海へ。(9月11日)

・笹川平和財団主催「日中佐官級交流事業」開催。今年で25回目。24人が来日。歓迎レセプションで防衛事務次官が挨拶。空自入間基地、海自舞鶴基地などを視察。(9月17~26日)

・防衛相、就任後初の日米防衛相電話会議。日米同盟の強化を通じて、抑止力・対処力のさらなる向上を図ることで一致。(9月23日)

・海幕長、来日した米海軍作戦部長と会談。米海軍制服組のトップ。就任後初めての外国訪問。海自と米海軍との連携強化で一致。(9月24日)

・ロシア海軍艦艇3隻が対馬海峡の公海上を南下し東シナ海へ。(10月7日)

・統幕長、来日したミャンマー国軍司令官と会談。防衛交流の促進で一致。(10月9日)

・防衛省、日アセアン防衛当局次官級会合を主催。加盟10か国とASEAN事務局から参加。(10月9日)

・防衛副大臣、ラオスの防衛副大臣と会談。初の「防衛協力・交流の覚書」に調印。人道支援/災害救援など幅広い分野で防衛協力を具体化することで合意。(10月9日)

・陸幕長、カナダを公式初訪問。陸軍司令官と会談。米陸軍協会でも講演。(10月15~19日)

・海幕長、イタリア海軍主催「地域シーパワーシンポ」に出席し、基調報告。イタリア他参加国の海軍首脳と2国間会談も実施。(10月16~20日)

・空幕長、シンガポールとマレーシアを訪問。シンガポール国防相、マレーシア空軍司令官と会談。両国空軍の基地を視察。(10月22~26日)

・防衛相、「即位礼正殿の儀」に出席のため来日中のマーシャル諸島大統領、ジブチ首相等各国要人と懇談。(10月23日)

・中国海軍のフリゲート艦2隻、対馬海峡の公海上を北上し日本海へ。その後南下して東シナ海へ戻る。(10月25~27日)

・陸幕長、インドを訪問し国防相と会談。日印共同訓練「ダルマ・ガーディアン19」を視察し隊員を激励。(10月28日~11月1日)

・中国海軍のY9情報収集機1機が対馬海峡を往復。F2戦闘機などが緊急発進したが、領空侵犯はなし。(10月29日)

 

5広報活動

・防衛省・自衛隊、「レッドブル・エアレース2019」の運営に協力。(9月7,8日)

・長野地本、地域のイベント「諏訪湖よさこい」の会場に自衛隊ブースを設置。偵察バイク、軽装甲気動車などを展示。(9月15日)。

・空自ブルーインパルス、ラグビーW杯日本開幕戦上空に「桜」模様を描く。(9月20日)

・空自、自衛隊記念日行事として4基地で最新のC2輸送機などの『体験飛行』を実施。参加者約200人。(10月5日)

・陸自35普通科連隊約200人が名古屋まつりに武将姿等で参加。昭和41年から53回目。(10月20日)

・空自入間基地航空祭、ブルーインパルスが展示。航空祭来場者は125,000人。(11月3日)

 

6募集

・「自衛隊からの支援要請を実現させる全国地方議員の会」が発足。発足メンバーは50人。自衛官募集の現場環境改善へ。(9月27日)

・防衛相、自衛隊記念日の行事として、防衛・募集協力で75団体、64人に感謝状を贈呈。(10月13日)

・自衛官の初任給を引き上げるための防衛相職員給与法改正案が可決・成立。(11月15日)

 

 

7災害派遣

・陸自不発弾処理部隊、沖縄で不発弾等処理計画に基づき9月に6件の不発弾処理を実施。

・統幕、3自衛隊が沖縄県の「総合防災訓練」と連接した「離島統合防災訓練」を実施。約500人が参加。海自輸送艦「しもきた」内に広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)を開設。(9月1日)

・統幕、3自衛隊が内閣府主催「令和元年度大規模地震時医療活動訓練」に参加。参加者約300人陸自輸送ヘリ、空自輸送機なども投入。駐屯地・基地に広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)を設置。防衛医大病院などの患者受け入れ訓練も実施。(9月7日)

・3自衛隊、千葉停電に関し倒木除去、シート展張、生活支援など1万人体制で対応。陸自34普通科連隊約600人、台風15号の復旧支援のため、倒木除去や道路啓開を実施。北海道の部隊も入浴支援など実施。(9月16日~30日)

・海自、P3C哨戒機が民間漁船転覆に関し、海保と上空からの海面捜索を実施。海保が乗員1名を発見。(9月17~21日)

・陸自対馬警備隊、台風17号による断水のため、給水支援に当たる。延べ175人に4660リットルを給水。(9月23日)

・陸自、山梨県の女児行方不明事案で災害派遣要請を受け、4日間で延べ650人が出動。 (9月24~28日)

・陸自37普通科連隊、行方不明者捜索に約55人が警察とともに出動。4時間後に警察が行方不明者を発見。(10月2日)

・台風19号に関連し、1都11県から災害派遣要請。陸自総隊司令官を指揮官とする「統合任務部隊」を編制。約31,000人、艦艇8隻、航空機約130機で住民の救助活動等実施。自衛隊観艦式を中止し、「かが」も災害派遣に投入。予備自衛官も召集。(10月13日~)

・陸自、練馬駐屯地災害派遣に備え子連れで登庁する子育て中隊員のため「キッズサポートセンター」を開設。(10月12~16日)宇都宮駐屯地では10月13日から28日まで開設。

・陸自、福島と千葉の大雨に関し県知事からの災害派遣要請を受け出動。台風19号による災害派遣活動中の部隊から約400人を振り向ける。(10月25日)

・防衛相、環境相とともに台風19号の被災した長野市を視察。環境相、年内に生活圏内から災害廃棄物撤去の方針を表明。災害廃棄物集積場で作業中の自衛隊員を激励。(11月3日)

・陸自第12化学防護隊など、台風19号被災地で学校の授業再開に向け防疫活動を実施。約35万平米の小・中学校を消毒。(~11月中旬)

・台風19号の災害派遣統合部隊を解組。活動期間4週間以上、最大1日5,500人が出動(10月13日~11月8日)

 

8その他

・偕行社、防衛省で慰霊祭を実施。阿南陸相、陸軍航空部隊戦没者、自衛隊殉職者などに対し黙祷を捧げた。(9月11日)

・陸自小平駐屯地、「第2女性自衛官隊舎」運用開始式を実施。第1と合わせて130人を収容。(10月1日)

・東北防衛局、沖縄の米軍嘉手納基地周辺3自治体で構成する『三市町連絡協議会(三連協)』の米空軍三沢基地視察を支援。(10月17日)

・陸自1特科隊、天皇即位礼正殿の儀に祝砲21発。(10月22日)「祝賀御列の儀」に3自衛隊隊員300人、防衛大生20人、防衛医科大生10人が「と列部隊」として3自衛隊儀じょう隊120人と音楽隊も参加。(11月10日)。