自衛隊の動き 2019年9月〜11月 「朝雲新聞」より

2019年11月21日 9条カフェ@くにたちでの報告

定点観測 自衛隊の動き<2019年9月から11月> 『朝雲新聞』より

 

1体制・政策

・海幕長、10月の観艦式への韓国の招致見送りを発表。(9月24日)

・防衛省、ドローンの飛行禁止区域として新たに陸自立川駐屯地、空自入間基地など14施設指定した、と発表。(9月26日)

・防衛省、令和元年版防衛白書を発表。韓国側の否定的対応を指摘。韓国の紹介順位を4番目に引き下げ。(9月27日)

・防衛相、沖縄を初訪問。玉城知事と会談。辺野古への移設に理解を求める。名護市長、宜野湾市長とも会談し、キャンプシュヴァブを視察。(9月29日、30日)

・防衛省、NZ空軍哨戒機が10月中旬以降日本周辺空域で昨年9月以来2回目となる、北朝鮮の瀨取り監視活動を行うことを発表。(10月15日)

・海自護衛艦「さみだれ」、自衛隊観艦式に参加のため来日中の中国海軍駆逐艦と日本周辺海域で初めての親善訓練を実施。親善訓練は8年ぶり。(10月16日)

・政府、海自艦の中東への独自派遣について検討に着手。米有志連合構想には参加せず。目的は「情報収集体制の強化とし、防衛省設置法の「所掌事務の遂行に必要な調査・研究」都市派遣期間は今後検討。(10月18日)

・陸自、国連本部平和活動局に佐官を派遣。PKOの方針策定等を担当。任期は2年。(10月19日)

・統幕、本年度上半期空自戦闘機緊急発進実績を発表。露軍機による領空侵犯3件。対中国機が全体の71%。ここ数年出動件数は高止まり。(10月30日)

・本年度自衛隊統合実働演習開始。有事を想定し、サイバー・電磁波などを含めた「領域横断(クロス・ドメイン)作戦を初めて取り入れ。隊員約32,000人、車両1600両、艦艇8隻、航空機約160機が参加。(11月11日~21日)

 

2訓練・演習

・海自、潜水艦「ずいりゅう」ハワイ方面の米海軍の施設を利用した各種訓練のためハワイに向け出発。訓練期間は10月上旬から11月下旬まで。(9月12日)

・海自、掃海艦艇2隻が約3か月にわたるアジア太平洋、インド洋を巡る訓練を開始。乗員約180人。ベトナム、フィリピン等寄港地で同国海軍と掃海、潜水など各種訓練を計画。(9月15日)

・海自、豪海軍との共同訓練「日豪トライデント」を開始。海自からは護衛艦4隻、潜水艦、哨戒機などが参加。豪海軍からは水上艦と潜水艦が参加。対潜戦、洋上補給などをふたつのフェーズにわけて実施。(9月17~10月23日)

・空自千歳基地、日本で初の日豪共同訓練「武士道ガーディアン」参加のため豪空軍FA18戦闘機6機が到着。9月24日から10月4日まで、要撃戦闘、防空戦闘などの訓練を実施。(9月20日)

・空自、米軍主催の宇宙状況監視多国間訓練に参加。日、米、独など11カ国が参加。空幕から6人が参加。

・陸自、富士学校隊員等訓練部隊を英国に初めて派遣。英陸軍と空路潜入、警戒、監視などの機能別訓練を実施。陸自から約20人、英陸軍から約30人が参加。(9月29日~10月24日)

・海自、日米印の海上部隊による共同訓練「マラバール2019」実施。対潜戦、対空戦、洋上補給などの訓練を実施。元々は米印2国の訓練に海自が2007年から参加。(9月26日~10月4日)

・統幕・陸自・空自などが参加し、ジブチで「統合展開・行動訓練」を実施。約130人が参加C2輸送機、陸自軽装甲機動車を使った訓練に約130人が参加。(9月29日~10月6日)。

・海自掃海母艦「ぶんご」と掃海艇「たかしま」、長期巡航訓練中にバングラデシュのチッタゴンに寄港。同国海軍と戦術運動、通信訓練などを実施。(10月6,7日)

・陸自水陸機動団、約80人がフィリピンで行われた米比共同訓練に参加。人道支援・災害救援を想定した訓練。海自P3C哨戒機2機も米比共同訓練に初めて参加。(10月14,15日)洋上での捜索・救難訓練に加わる。(10月6~23日)

・空自PAC3部隊、江東区内の公園でPAC3の機動展開訓練を実施。防衛相が視察。(10月9日)

・海自、観艦式参加予定だった豪海軍駆逐艦と関東南方海域で共同訓練を実施。(10月15,16日)

・海自、関東南方海域で日加共同訓練(KAEDEX)を実施。海自から護衛艦2隻、カナダ海軍からフリゲート艦1隻が参加。戦術運動、対潜戦、水上射撃などの訓練を実施。(10月15,16日)

・陸自、インド陸軍との共同訓練をインドで実施。昨年に続き2回目。陸自、インド陸軍とも約30人が参加。(10月15日~11月5日)

・海自敷設艦「むろと」、グアムでの米海軍施設を利用した訓練のため出港。乗員約120人。ケーブル敷設訓練などを行う。帰国は12月5日。(10月17日)

・空自航空総隊が総合訓練を開始。参加は総隊など4部隊から人員約3600人、航空機約50機、航空作戦と機動展開を練演。(10月26日~11月21日)

・海自インド洋掃海派遣部隊、米軍主催多国間演習「国際海上訓練(IMX)に参加。ペルシャ湾のバーレーン周辺海域で「多国間掃海訓練」を実施。2012年に始まり今回6回目。海自は初回から参加。(10月27日から11月中)

・空自輸送機C130H1機を米国高等空輸戦術訓練センターに派遣。低高度航法、物料投下、低高度回避等を訓練。(10月31日~11月20日)

・「日米共同演習」と「日米豪加4か国共同訓練」を含めた本年度「海上自衛隊演習(実動演習)」開始。艦艇約20隻、航空機約40機が参加。米軍からは艦艇約5隻、豪軍は艦艇2隻、航空機2機、カナダ海軍から艦艇1隻が参加。(11月4~21日)

 

3武器、装備

・防衛省、イスラエル国防省と「防衛装備・技術に関する秘密情報保護の覚書」を締結。装備技術協力の一層の発展を期待。(9月10日)

・防衛施設庁、陸自東部方面隊、東京オリ・パラに向けた「テロ対策特殊装備展/危機管理産業展2019」にブースを出展。(10月2~4日)

・陸自、昨年2月の墜落事故以来飛行禁止となっていた戦闘ヘリAH64Dの飛行を順次再開すると発表。9月27日に再発防止策を発表、部隊に徹底し自治体の理解を得ていた。(10月31日)

・潜水艦「とうりゅう」が進水。「そうりゅう」型の12番艦。大容量リチウム電池搭載。ソーナーの探知性能も向上。製造は川崎重工。2021年3月就役予定。(11月6日)

 

4対外関係

・ロシア海軍哨戒艇2隻が宗谷海峡を西進し日本海へ。(9月11日)

・笹川平和財団主催「日中佐官級交流事業」開催。今年で25回目。24人が来日。歓迎レセプションで防衛事務次官が挨拶。空自入間基地、海自舞鶴基地などを視察。(9月17~26日)

・防衛相、就任後初の日米防衛相電話会議。日米同盟の強化を通じて、抑止力・対処力のさらなる向上を図ることで一致。(9月23日)

・海幕長、来日した米海軍作戦部長と会談。米海軍制服組のトップ。就任後初めての外国訪問。海自と米海軍との連携強化で一致。(9月24日)

・ロシア海軍艦艇3隻が対馬海峡の公海上を南下し東シナ海へ。(10月7日)

・統幕長、来日したミャンマー国軍司令官と会談。防衛交流の促進で一致。(10月9日)

・防衛省、日アセアン防衛当局次官級会合を主催。加盟10か国とASEAN事務局から参加。(10月9日)

・防衛副大臣、ラオスの防衛副大臣と会談。初の「防衛協力・交流の覚書」に調印。人道支援/災害救援など幅広い分野で防衛協力を具体化することで合意。(10月9日)

・陸幕長、カナダを公式初訪問。陸軍司令官と会談。米陸軍協会でも講演。(10月15~19日)

・海幕長、イタリア海軍主催「地域シーパワーシンポ」に出席し、基調報告。イタリア他参加国の海軍首脳と2国間会談も実施。(10月16~20日)

・空幕長、シンガポールとマレーシアを訪問。シンガポール国防相、マレーシア空軍司令官と会談。両国空軍の基地を視察。(10月22~26日)

・防衛相、「即位礼正殿の儀」に出席のため来日中のマーシャル諸島大統領、ジブチ首相等各国要人と懇談。(10月23日)

・中国海軍のフリゲート艦2隻、対馬海峡の公海上を北上し日本海へ。その後南下して東シナ海へ戻る。(10月25~27日)

・陸幕長、インドを訪問し国防相と会談。日印共同訓練「ダルマ・ガーディアン19」を視察し隊員を激励。(10月28日~11月1日)

・中国海軍のY9情報収集機1機が対馬海峡を往復。F2戦闘機などが緊急発進したが、領空侵犯はなし。(10月29日)

 

5広報活動

・防衛省・自衛隊、「レッドブル・エアレース2019」の運営に協力。(9月7,8日)

・長野地本、地域のイベント「諏訪湖よさこい」の会場に自衛隊ブースを設置。偵察バイク、軽装甲気動車などを展示。(9月15日)。

・空自ブルーインパルス、ラグビーW杯日本開幕戦上空に「桜」模様を描く。(9月20日)

・空自、自衛隊記念日行事として4基地で最新のC2輸送機などの『体験飛行』を実施。参加者約200人。(10月5日)

・陸自35普通科連隊約200人が名古屋まつりに武将姿等で参加。昭和41年から53回目。(10月20日)

・空自入間基地航空祭、ブルーインパルスが展示。航空祭来場者は125,000人。(11月3日)

 

6募集

・「自衛隊からの支援要請を実現させる全国地方議員の会」が発足。発足メンバーは50人。自衛官募集の現場環境改善へ。(9月27日)

・防衛相、自衛隊記念日の行事として、防衛・募集協力で75団体、64人に感謝状を贈呈。(10月13日)

・自衛官の初任給を引き上げるための防衛相職員給与法改正案が可決・成立。(11月15日)

 

 

7災害派遣

・陸自不発弾処理部隊、沖縄で不発弾等処理計画に基づき9月に6件の不発弾処理を実施。

・統幕、3自衛隊が沖縄県の「総合防災訓練」と連接した「離島統合防災訓練」を実施。約500人が参加。海自輸送艦「しもきた」内に広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)を開設。(9月1日)

・統幕、3自衛隊が内閣府主催「令和元年度大規模地震時医療活動訓練」に参加。参加者約300人陸自輸送ヘリ、空自輸送機なども投入。駐屯地・基地に広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)を設置。防衛医大病院などの患者受け入れ訓練も実施。(9月7日)

・3自衛隊、千葉停電に関し倒木除去、シート展張、生活支援など1万人体制で対応。陸自34普通科連隊約600人、台風15号の復旧支援のため、倒木除去や道路啓開を実施。北海道の部隊も入浴支援など実施。(9月16日~30日)

・海自、P3C哨戒機が民間漁船転覆に関し、海保と上空からの海面捜索を実施。海保が乗員1名を発見。(9月17~21日)

・陸自対馬警備隊、台風17号による断水のため、給水支援に当たる。延べ175人に4660リットルを給水。(9月23日)

・陸自、山梨県の女児行方不明事案で災害派遣要請を受け、4日間で延べ650人が出動。 (9月24~28日)

・陸自37普通科連隊、行方不明者捜索に約55人が警察とともに出動。4時間後に警察が行方不明者を発見。(10月2日)

・台風19号に関連し、1都11県から災害派遣要請。陸自総隊司令官を指揮官とする「統合任務部隊」を編制。約31,000人、艦艇8隻、航空機約130機で住民の救助活動等実施。自衛隊観艦式を中止し、「かが」も災害派遣に投入。予備自衛官も召集。(10月13日~)

・陸自、練馬駐屯地災害派遣に備え子連れで登庁する子育て中隊員のため「キッズサポートセンター」を開設。(10月12~16日)宇都宮駐屯地では10月13日から28日まで開設。

・陸自、福島と千葉の大雨に関し県知事からの災害派遣要請を受け出動。台風19号による災害派遣活動中の部隊から約400人を振り向ける。(10月25日)

・防衛相、環境相とともに台風19号の被災した長野市を視察。環境相、年内に生活圏内から災害廃棄物撤去の方針を表明。災害廃棄物集積場で作業中の自衛隊員を激励。(11月3日)

・陸自第12化学防護隊など、台風19号被災地で学校の授業再開に向け防疫活動を実施。約35万平米の小・中学校を消毒。(~11月中旬)

・台風19号の災害派遣統合部隊を解組。活動期間4週間以上、最大1日5,500人が出動(10月13日~11月8日)

 

8その他

・偕行社、防衛省で慰霊祭を実施。阿南陸相、陸軍航空部隊戦没者、自衛隊殉職者などに対し黙祷を捧げた。(9月11日)

・陸自小平駐屯地、「第2女性自衛官隊舎」運用開始式を実施。第1と合わせて130人を収容。(10月1日)

・東北防衛局、沖縄の米軍嘉手納基地周辺3自治体で構成する『三市町連絡協議会(三連協)』の米空軍三沢基地視察を支援。(10月17日)

・陸自1特科隊、天皇即位礼正殿の儀に祝砲21発。(10月22日)「祝賀御列の儀」に3自衛隊隊員300人、防衛大生20人、防衛医科大生10人が「と列部隊」として3自衛隊儀じょう隊120人と音楽隊も参加。(11月10日)。

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